「DICOMタグ/0010/0020」の版間の差分

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そのほとんどは[[電子カルテ]]や[[レセコン]]などで発番された英数字であり、検査科で個別に発番することはほとんどない。
そのほとんどは[[電子カルテ]]や[[レセコン]]などで発番された英数字であり、検査科で個別に発番することはほとんどない。


[[DICOMファイル]]では必須タグとなっており、通常は必ず入力しなければならない。
==形式==
ただ[[急患]]の場合は診察券を持っていないのが通常であり、患者IDがない状態で担ぎ込まれたりするため、その場合は患者IDの頭文字「99」を付けるなどしていることが多い。
 
==長さ==
このタグのVRはLOであり64文字まで許されているが、この数字をキーボードなどで手入力することを考慮して通常は7〜10桁前後となっていることが多い。
このタグのVRはLOであり64文字まで許されているが、この数字をキーボードなどで手入力することを考慮して通常は7〜10桁前後となっていることが多い。
最大16文字としておくことが望ましい。


[[電子カルテ]]の患者IDはゼロ埋め11桁の固定長だが、[[モダリティ]]の患者IDはゼロ埋めせず可変長などとなっている施設もある。
[[電子カルテ]]の患者IDはゼロ埋め11桁の固定長だが、[[モダリティ]]の患者IDはゼロ埋めせず可変長などとなっている施設もある。
[[DICOMファイル]]では必須タグとなっており、通常は必ず入力しなければならない。
ただ[[急患]]の場合は診察券を持っていないのが通常であり、患者IDがない状態で担ぎ込まれたりするため、その場合は患者IDの頭文字「99」を付けるなどしていることが多い。


==その他==
==その他==

2015年5月28日 (木) 12:00時点における最新版

DICOMタグ
(0010,0020)
英語名称 Patient ID
日本語名称 患者ID
VR LO
VM 1

DICOMタグ(0010,0020)とは、患者IDが格納されているタグである。

概要[編集 | ソースを編集]

診察券などに書いてある患者を識別するためのIDである。 そのほとんどは電子カルテレセコンなどで発番された英数字であり、検査科で個別に発番することはほとんどない。

形式[編集 | ソースを編集]

このタグのVRはLOであり64文字まで許されているが、この数字をキーボードなどで手入力することを考慮して通常は7〜10桁前後となっていることが多い。 最大16文字としておくことが望ましい。

電子カルテの患者IDはゼロ埋め11桁の固定長だが、モダリティの患者IDはゼロ埋めせず可変長などとなっている施設もある。

DICOMファイルでは必須タグとなっており、通常は必ず入力しなければならない。 ただ急患の場合は診察券を持っていないのが通常であり、患者IDがない状態で担ぎ込まれたりするため、その場合は患者IDの頭文字「99」を付けるなどしていることが多い。

その他[編集 | ソースを編集]

モダリティに対して患者情報および検査情報を手入力するとヒューマンエラーが発生する恐れがあるため、検査に際しては口頭で氏名および年齢を確認し、患者につけたリストバンド型のバーコードを読み取り、MWMを用いて検査情報を取得するなどの手順が望ましい。ただしMVMの導入については、MVMサーバー(数千万円)およびモダリティ側の対応(1接続100万円〜300万円が相場)など、非常に高額な費用が発生するため、あまり導入されていないのが実情である。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]