麻疹
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麻疹(ましん、はしか)とは、麻疹ウイルス(Paramyxovirus 科 Morbillivirus属)によっておこる感染症である。
人から人へ感染する。
感染経路は空気感染をはじめとして飛沫感染・接触感染と多彩である。
感染力はきわめて強く、麻疹の免疫がない集団では発症者1人あたり感染者12~14人にのぼるとされる。インフルエンザは発症者1人あたり感染者1~2人とされることからもその強さがわかる。
冬から春にかけて流行し、乳幼児の発病が目立つ。ただし出生後早期(4 ~6ヶ月まで)は母胎から引き継いだ免疫があるため発病しないことが多い。
不顕性感染(感染はしても発症しない=症状がでない)はほとんどなく、感染した90%以上の人が発症する。
主な症状としては、39℃以上の高熱が1週間以上続き、 紅い発疹が出現、時には合併症で本邦でも死亡することがある。小児では重要な急性感染性である。