萎縮
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萎縮(いしゅく、英語:atrophy)とは、組織や臓器が、細胞容積または細胞数の減少により容積を減らすことである。
概要[編集 | ソースを編集]
萎縮とは正常な容積に発育した臓器や組織が、様々な要因により、細胞容積または細胞数が減少し、それにともない容積も減少した状態のことである。
萎縮に対して、細胞容積が増加しすぎた状態を「肥大」、細胞数が増加しすぎた状態を「過形成」という。また、正常な臓器や組織が容積まで達しない場合を「低形成」あるいは「形成不全」、まったく発育しない場合を「無発生」と呼ぶ。
萎縮の分類[編集 | ソースを編集]
形式による分類[編集 | ソースを編集]
萎縮の形式により、以下のように分類される。
原因による分類[編集 | ソースを編集]
萎縮の原因により、以下のように分類される。
- 生理的萎縮 - 加齢などによる生理的な原因による
- 栄養障害性萎縮 - 栄養不足を原因とする
- 神経性萎縮 - 神経障害を原因とする
- 圧迫性萎縮 - 持続的な圧迫を原因とする
- 不使用性萎縮 - 活動の停止や制限を原因とする。使わないと縮む
- 内分泌性萎縮 - ホルモンの欠如や不足を原因とする
- 貧血性萎縮 - 局所の貧血を原因とする。一歩間違えば梗塞(壊死)である。