壊死
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壊死(えし、英語:necrosis)とは、生物の組織の一部が死ぬことである。また一部が死に近い状態になることを意味する場合もある。
概要[編集 | ソースを編集]
壊死とは、細胞死のひとつで、感染や血流の減少、損傷などにより生体組織の一部が死ぬことである。壊死の中でも血流減少によるものは「梗塞」と呼ばれ、なかでも脳梗塞は有名である。
通常の死とは異なり、身体の一部を構成する細胞のみが死滅したものを指す。
機能障害[編集 | ソースを編集]
神経細胞や心筋などの非可逆性で再生しない組織が壊死すると機能障害が残る。
たとえば大脳の左半球の運動野やその下行路が壊死すると、右の片麻痺(右半身の運動麻痺)が起る。
心筋であればポンプ力が減少し、更に線維化した後にも刺激伝導上の問題が起り、不整脈の原因になることがあり、急性期の不整脈を乗り切っても心臓ペースメーカーが必要になる可能性がある。