ZMapp

提供:メディカルウェア
2014年8月13日 (水) 01:16時点における119.72.246.253 (トーク)による版 (→‎概要)
ナビゲーションに移動 検索に移動

ZMapp(読み:じーまっぷ)とは、タバコの葉の中で作られる3種類のヒト化モノクローナル抗体と、ネズミ抗体を混合した抗体カクテルであり、抗エボラウイルス薬である[1][2][3]

概要

2014年現在、サルに対する非臨床試験の段階にあるエボラ出血熱に対する未承認薬である。

この薬は社員わずか9人のマップ・バイオファーマシューティカル社が開発中のものである。同社は米国政府およびカナダの公衆衛生局から資金援助を受けている。一躍世界的に注目を浴びたものの、同社では、まだ承認もされていないし、そもそも量産する設備がないとしている。

==ヒトへの使用-- 米国キリスト教系支援団体サマリタンズ・パースがZMappを非公式に調達し、2014年8月4日に2人のエボラ出血熱患者に同意のうえ投与するという人体実験的な治療が行われた。その結果、2人とも症状が改善されるポジティブな結果を示した[4]

一方、西アフリカ・リベリアでエボラウイルス感染し、帰国してマドリードにあるカルロス3世病院でZMappによる治療を受けていたスペイン人宣教師は死亡している[5]

脚注

関連項目