ワクチン

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2012年4月2日 (月) 23:34時点におけるimported>PACSによる版 (→‎不活化ワクチン)
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ワクチン(ドイツ語: Vakzin、英語: vaccine)とは、感染症予防のために、感染症の原因となる病原体から作られる、抗体免疫力)を作るための医薬品のことである。

種類

ワクチンは、その性質により3種類に大分類される。 予防接種のスケジュールを作る際にとても重要な要素なので概略だけでいいので丸暗記しましょう。

生ワクチン

生ワクチンとは、毒性を弱めた病原体で作られたワクチンのことである。

弱めたといっても生きた病原体そのものなので、希に病原体が元気になってしまい(毒性復帰という)、強い副反応を示すこともある。製造工程は単純であり安価だが、ナマモノなので保存性が悪い。

接種することで、その病原体に感染し、軽く病気になることで免疫力を付ける。 ウィルス細菌などの病原体は、体内に一定期間は生存し続けるため、通常は一度接種すると4週間~1ヶ月程度は他の予防接種を受けることができない。

不活化ワクチン

不活化ワクチンとは、ホルマリンなどを用いた化学処理などにより、死んだ(が毒素は残ってる)病原体で作られたワクチンのことである。

生ワクチンと違い、病原体が死んでいるため、体内で増えず、毒性の持続力がないため、何回か繰り返して接種する必要がある。 接種後1週間程度で他のワクチンを接種することができる。製造工程は生ワクチンより複雑であるため価格も高いが、生ワクチンがナマモノなら不活化ワクチンは加工食品みたいなものなので保存性はよい(たとえるなら賞味期限が長い)。また病原体は死んでいるため副反応が出ても一過性で終わることが多い。

トキソイド

トキソイドとは、病原体から毒素のみを取り出し、安全なレベルまで薄めて作られたワクチンのことである。

不活化ワクチンと同様に、毒性の持続力がないため、何回か繰り返して接種する必要がある。 接種後1週間程度で他のワクチンを接種することができる。

関連項目

参考文献

外部リンク