ZMapp
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ZMapp(読み:じーまっぷ)とは、タバコの葉の中で作られる3種類のヒト化モノクローナル抗体を混合した抗エボラウイルス薬である[1][2][3]。
概要
2014年現在、サルに対する非臨床試験しか実施されていない未承認薬であるが、米国キリスト教系支援団体サマリタンズ・パースが非公式に調達し、2014年8月4日に2人のエボラ出血熱患者に投与され、実験的な治療が行われた。その結果、2人とも症状が改善されるポジティブな結果を示した[4]。
この薬は社員わずか9人のマップ・バイオファーマシューティカル社が開発中のものである。 一躍世界的に注目を浴びたものの、同社では、まだ承認もされていないし、そもそも量産する設備がないとしている。
脚注
- ↑ (2011). “Enhanced potency of a fucose-free monoclonal antibody being developed as an Ebola virus immunoprotectant”. PNAS. doi:10.1073/pnas.1108360108.
- ↑ (2012). “Delayed treatment of Ebola virus infection with plant-derived monoclonal antibodies provides protection in rhesus macaques”. PNAS. doi:10.1073/pnas.1213709109.
- ↑ http://www.popsci.com/article/science/zmapp-experimental-ebola-treatment-explained
- ↑ "Mystery Ebola virus serum manufactured by San Diego firm". Los Angeles Times. August 4, 2014.