OsiriX

提供:メディカルウェア
2011年6月17日 (金) 00:37時点におけるimported>PACSによる版
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OsiriX
OsiriX.png
最新版 3.8.1 (英語版)、3.8.1 (多言語版)(2010年10月8日 (英語版)、2010年10月8日 (多言語版))
対応OS MacOSX、iOS
ライセンス GPL
公式サイト http://www.osirix-viewer.com
  

OsiriX (オザイリクス)は、DICOM 画像を参照および再構築することに特化したオープンソースの下で開発が行われているMac OS XおよびiOSで動作する画像処理ソフトウェアである。英語版および、オランダ語、スペイン語、日本語、フランス語、ドイツ語、中国語をサポートした多言語版がある。

OsiriXは医用画像で一般的な2Dをはじめ、3次元MPRやボリュームレンダリングやサーフェイスレンダリングを用いた3Dや4D(時間軸を有する3D)、さらには5D(時間軸および機能軸を有する3D)までサポートしており、一般的なDICOMビューアというよりも再構成を主としたワークステーションと言った方が的確である。

近年のOsiriXにはDICOMビューアーとしての機能のみならず、簡易なDICOMサーバーとしての機能も備わっている。

2004年12月に開催された世界最大の放射線医学学会である北米放射線学会(RSNA)において、医学の発展に絶大な貢献をしたとしてソフトウェアでは初となるCum Laude賞を受賞した。

OsiriXの開発体制

開発はOsiriX財団のOsiriXプロジェクトにより行われている。OsiriXはオープンソースであり、だれでもソースコードを閲覧することは出来るが、オリジナルのソースコードの編集は限られた者のみ行える。これは無差別な編集による混乱を避けるための予防措置である。改良を行う権限は、貢献の大きい個人、および公式パートナーと呼ばれるセカンドパーティー企業に与えており、第三者によるソースコードの提供についてはセカンドパーティー企業が窓口となり監査をおこなった上で取り込まれる。セカンドパーティー企業は世界各地に点在し、日本地区ではニュートン・グラフィックス社が窓口となっている。

OsiriXの使い方

基本的な使い方についてはOsiriX オンライン解説文書が詳しい。応用的な使い方についてはOsiriXナビゲーターが詳しい。

脚注


参考文献

  • 杉本真樹 『消化管・肝胆膵ベッドサイドイメージング―フリーソフトウェアOsiriXでつくる3Dナビゲーション』 へるす出版、2009年。ISBN 978-4892696886。   http://www.herusu-shuppan.co.jp/book/650_699/688.html
  • 「フロントランナー IT駆使して医療を可視化」『朝日新聞』2010年7月10日付朝刊土曜版be 、第1・3面。

外部リンク