「DICOMタグ/0018/1114」の版間の差分

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たとえば[[FPD]]などに金属定規を置いて撮影した場合を想定すると距離計測などはSIDで行うべきである。
たとえば[[FPD]]などに金属定規を置いて撮影した場合を想定すると距離計測などはSIDで行うべきである。


つまり[[DICOMタグ]]に入っているPixel Spacing{{DICOM TAG|0018|1164}}は「SODにおけるPixel Spacing」であり、そのまま使わずEstimated Radiographic Magnification Factorの値で除算して「SIDにおけるPixel Spacing」を算出して使うべきである。
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このことより[[DICOMタグ]]に入っているPixel Spacing{{DICOM TAG|0018|1164}}は「SODにおけるPixel Spacing(検出器1個の大きさ)」であり、そのまま使わずにEstimated Radiographic Magnification Factorの値で除算して「SIDにおけるPixel Spacing」を算出して使うべきである。


  SODでのPixel Spacing = Pixel Spacing (DICOMタグに入ってる)
  SODでのPixel Spacing = Pixel Spacing (DICOMタグに入ってる)
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  距離 = ピクセル数 * SIDでのPixel Spacing
  距離 = ピクセル数 * SIDでのPixel Spacing


Body Part Thickness {{DICOM TAG|0018|11A0}}がある場合はそちらも参考にすべきである。
なお、DICOMタグにBody Part Thickness {{DICOM TAG|0018|11A0}}が記録されている場合はそちらも参考にすべきである。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* Pixel Spacing {{DICOM TAG|0018|1164}}
* Pixel Spacing {{DICOM TAG|0018|1164}}
* Body Part Thickness  {{DICOM TAG|0018|11A0}}
* Body Part Thickness  {{DICOM TAG|0018|11A0}}

2018年12月21日 (金) 14:07時点における版

DICOMタグ
(0018,1114)
英語名称 Estimated Radiographic Magnification Factor
日本語名称 推定X線撮影倍率
VR DS
VM 1

DICOMタグの(0018,1114)とは、 X線源から検出器までの距離と、X線源から検出器を格納している筐体の前面までの距離の比率である。

概要

  • X線源から検出器までの距離は「Source Object Distance (SOD)」、
  • X線源から検出器を格納している筐体の前面までの距離は「Souce Image Distance (SID)」

と呼ばれる。

一般的なX線撮影では被写体を検出器の筐体前面に押し付けて行うので、 たとえばFPDなどに金属定規を置いて撮影した場合を想定すると距離計測などはSIDで行うべきである。

このことよりDICOMタグに入っているPixel Spacing(0018,1164)は「SODにおけるPixel Spacing(検出器1個の大きさ)」であり、そのまま使わずにEstimated Radiographic Magnification Factorの値で除算して「SIDにおけるPixel Spacing」を算出して使うべきである。

SODでのPixel Spacing = Pixel Spacing (DICOMタグに入ってる)
SIDでのPixel Spacing = Pixel Spacing / Estimated Radiographic Magnification Factor

これを用いて距離計測を行うとすると以下のようになる。

距離 = ピクセル数 * SIDでのPixel Spacing

なお、DICOMタグにBody Part Thickness (0018,11A0)が記録されている場合はそちらも参考にすべきである。

関連項目