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2012年4月2日 (月) 23:15時点における版
ワクチン(ドイツ語: Vakzin、英語: vaccine)とは、感染症の予防のために、感染症の原因となる病原体から作られる、抗体(免疫力)を作るための医薬品のことである。
種類
ワクチンは、その性質により3種類に大分類される。 予防接種のスケジュールを作る際にとても重要な要素なので概略だけでいいので丸暗記しましょう。
生ワクチン
生ワクチンとは、毒性を弱めた病原体で作られたワクチンのことである。
接種することで、その病原体に感染し、軽く病気になることで免疫力を付ける。 ウィルスや細菌などの病原体は、体内に一定期間は生存し続けるため、通常は一度接種すると4週間~1ヶ月程度は他の予防接種を受けることができない。
- BCGワクチン - 結核
- ポリオワクチン - ポリオ(急性灰白髄炎、小児麻痺)
- 麻疹風疹混合ワクチン - 麻疹と風疹
- おたふくかぜワクチン - おたふくかぜ
不活化ワクチン
不活化ワクチンとは、化学処理などにより死んだ病原体で作られたワクチンのことである。
生ワクチンと違い、病原体が死んでいるため、体内で増えず、毒性の持続力がないため、何回か繰り返して接種する必要がある。 接種後1週間程度で他のワクチンを接種することができる。
トキソイド
トキソイドとは、病原体から毒素のみを取り出し、安全なレベルまで薄めて作られたワクチンのことである。
不活化ワクチンと同様に、毒性の持続力がないため、何回か繰り返して接種する必要がある。 接種後1週間程度で他のワクチンを接種することができる。