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医用画像で一般的な2Dをはじめ、3D、4D(時間軸を有する3D)、5D(時間軸および機能軸を有する3D)までサポートしている。 | |||
2004年12月に開催された世界最大の放射線医学学会である[[北米放射線学会]]([[RSNA]])において、[[医学]]の発展に絶大な貢献をしたとしてソフトウェアでは初となるCum Laude賞を受賞した。 | 2004年12月に開催された世界最大の放射線医学学会である[[北米放射線学会]]([[RSNA]])において、[[医学]]の発展に絶大な貢献をしたとしてソフトウェアでは初となるCum Laude賞を受賞した。 | ||
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== OsiriXの開発体制 == | == OsiriXの開発体制 == | ||
開発はOsiriX財団のOsiriXプロジェクトにより行われている。OsiriXは[[オープンソース]]であり、だれでもソースコードを閲覧することは出来るが、オリジナルのソースコードの編集は限られた者のみ行える。これは無差別な編集による混乱を避けるための予防措置である。改良を行う権限は、貢献の大きい個人、および公式パートナーと呼ばれるセカンドパーティー企業に与えており、第三者によるソースコードの提供についてはセカンドパーティー企業が窓口となり監査をおこなった上で取り込まれる。セカンドパーティー企業は世界各地に点在し、日本地区では[[ニュートン・グラフィックス]]社が窓口となっている。 | 開発はOsiriX財団のOsiriXプロジェクトにより行われている。OsiriXは[[オープンソース]]であり、だれでもソースコードを閲覧することは出来るが、オリジナルのソースコードの編集は限られた者のみ行える。これは無差別な編集による混乱を避けるための予防措置である。改良を行う権限は、貢献の大きい個人、および公式パートナーと呼ばれるセカンドパーティー企業に与えており、第三者によるソースコードの提供についてはセカンドパーティー企業が窓口となり監査をおこなった上で取り込まれる。セカンドパーティー企業は世界各地に点在し、日本地区では[[ニュートン・グラフィックス]]社が窓口となっている。 | ||
== OsiriXの使い方 == | |||
基本的な使い方については[http://ja.wikibooks.org/wiki/OsiriX_%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E6%96%87%E6%9B%B8 OsiriX オンライン解説文書]が詳しい。応用的な使い方については[http://itunes.apple.com/jp/app/osirix-navigator/id380437199?mt=8 OsiriXナビゲーター]が詳しい。 | |||
== 脚注 == | == 脚注 == | ||
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* {{Cite book|和書|author = 杉本真樹|year = 2009|title = 消化管・肝胆膵ベッドサイドイメージング―フリーソフトウェアOsiriXでつくる3Dナビゲーション |publisher = へるす出版|isbn = 978-4892696886 }} http://www.herusu-shuppan.co.jp/book/650_699/688.html | * {{Cite book|和書|author = 杉本真樹|year = 2009|title = 消化管・肝胆膵ベッドサイドイメージング―フリーソフトウェアOsiriXでつくる3Dナビゲーション |publisher = へるす出版|isbn = 978-4892696886 }} http://www.herusu-shuppan.co.jp/book/650_699/688.html | ||
* 「フロントランナー IT駆使して医療を可視化」『朝日新聞』2010年7月10日付朝刊土曜版be 、第1・3面。 | * 「フロントランナー IT駆使して医療を可視化」『朝日新聞』2010年7月10日付朝刊土曜版be 、第1・3面。 | ||
== 外部リンク == | == 外部リンク == |
2011年3月31日 (木) 15:23時点における版
OsiriX | |
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最新版 | 3.8.1 (英語版)、3.8.1 (多言語版)(2010年10月8日 (英語版)、2010年10月8日 (多言語版)) |
対応OS | MacOSX、iOS |
ライセンス | GPL |
公式サイト | http://www.osirix-viewer.com |
OsiriX (オザイリクス)は、DICOM 画像を参照および再構築することに特化したオープンソースの下で開発が行われているMacOSXおよびiOSで動作する画像処理ソフトウェアである。英語版および、オランダ語、スペイン語、日本語、フランス語、ドイツ語、中国語をサポートした多言語版がある。
医用画像で一般的な2Dをはじめ、3D、4D(時間軸を有する3D)、5D(時間軸および機能軸を有する3D)までサポートしている。
2004年12月に開催された世界最大の放射線医学学会である北米放射線学会(RSNA)において、医学の発展に絶大な貢献をしたとしてソフトウェアでは初となるCum Laude賞を受賞した。
OsiriXの開発体制
開発はOsiriX財団のOsiriXプロジェクトにより行われている。OsiriXはオープンソースであり、だれでもソースコードを閲覧することは出来るが、オリジナルのソースコードの編集は限られた者のみ行える。これは無差別な編集による混乱を避けるための予防措置である。改良を行う権限は、貢献の大きい個人、および公式パートナーと呼ばれるセカンドパーティー企業に与えており、第三者によるソースコードの提供についてはセカンドパーティー企業が窓口となり監査をおこなった上で取り込まれる。セカンドパーティー企業は世界各地に点在し、日本地区ではニュートン・グラフィックス社が窓口となっている。
OsiriXの使い方
基本的な使い方についてはOsiriX オンライン解説文書が詳しい。応用的な使い方についてはOsiriXナビゲーターが詳しい。
脚注
参考文献
- 杉本真樹 『消化管・肝胆膵ベッドサイドイメージング―フリーソフトウェアOsiriXでつくる3Dナビゲーション』 へるす出版、2009年。ISBN 978-4892696886。 http://www.herusu-shuppan.co.jp/book/650_699/688.html
- 「フロントランナー IT駆使して医療を可視化」『朝日新聞』2010年7月10日付朝刊土曜版be 、第1・3面。