pH

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pH(英語:power of hydrogen、英語読み:ぴーえいち、独語読み:ぺーはー)とは、物質酸性およびアルカリ性の度合いを示す物理量である。

歴史[編集 | ソースを編集]

1909年にデンマークの生化学者セレン・セーレンセンにより提唱された。 最初期とされる論文での表記は「Ph」であり、Pが大文字でhが小文字であったという。 [1]

概要[編集 | ソースを編集]

1 atm・25 ℃において pH = 7 の場合は中性と呼ばれる。 ちなみに医学医療の場において中性という場合は、血中pH血液のpH)における中性の範囲である「pH 7.35〜7.45」を指している事が多いので注意すること。

酸性かアルカリ性かの傾きの度合いは常用対数で表現される。

日本におけるpHの読みは計量法において「ぴーえっち」であると定められているが、ドイツ語の「ペーハー」が圧倒的に定着しているのが実情である。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]

  1. Sorensen, S. P. L., Enzymstudien. II, Über die Messung und die Bedeutung der Wasserstoffionenkonzentration bei enzymatischen Prozessen, Biochem. Zeitschr., 1909, vol. 21, pp. 131–304. Two other publications appeared in 1909 one in French and one in Danisch