内科
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内科(ないか)とは、手術などの観血的処置を用いないで、診断、治療を行う診療科・医学の分野。全身性あるいは内臓などの病気を、主に薬物療法によって治療する。呼吸器科、循環器科、消化器科などに分けられ、医療の中で最も広い領域である。
歴史[編集 | ソースを編集]
20世紀半までは、一切の観血的処置を用いない、体内での病態を予測し薬物治療を行うことを旨としていた。20世紀後半になり、医学が大きく発展したころ、内科学は臓器別などの臓器別専門分野が確立された。しかし、病気の理解や高度な専門的手技を要する治療ばかりが注目され、従来内科医が患者について把握できていた事がなおざりにされる場面が多くなった。これらの事から、1970年代に入って一般内科学(general internal medicine)の重要性が指摘された。
特徴[編集 | ソースを編集]
現在の内科医は、内視鏡を使って食道や胃の早期がんの切除や胆嚢切除を内視鏡を使って行ったり、冠状動脈の狹窄をさまざまな血管内手技で治療し、内科と外科の境界がわかりにくくなっている。