ミューラー筋
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ミュラー筋とは、挙筋腱膜の裏にあって上眼瞼挙筋と瞼板をつなぐ筋のことである。ミューラー筋と呼ばれることもある。
ミュラー筋はまぶたを上げる時に用いる筋の一つで、交感神経の支配を受けており、交感神経の刺激で収縮する。
またミュラー筋は交感神経のスイッチにもなっており、ミュラー筋を伸ばすとそのスイッチが入る(筋の緊張が交感神経の緊張を招く)。これにより通常は物を見上げる時や驚いた時に反射的にしか収縮しない前頭筋や肩、首の周囲といった筋群が毛細血管の収縮による局所循環不全を起こし、頭痛や肩こりに始まり、人によっては便秘や手足の冷えなどの自律神経症状をも引き起こす。