ニュース:2014/10/29/危険ドラッグ「ハートショット」含有成分 違法薬物に指定
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【2014年10月24日】 先月から急速に流通し、吸引した人が死亡するなど問題になっていた危険ドラッグの「ハートショット」に含まれる成分が29日、違法薬物に指定された。
危険ドラッグのハートショットを吸引するなどして死亡した人は、わかっているだけでも先月中旬からの1か月間で15人に上る。また、この薬物による交通事故も40件相次いでいる。
ハートショットは、吸引すると麻薬のように幻覚や興奮などの症状が現れるという。
ハートショットに含まれる成分はこれまで違法な薬物に指定されておらず、取り締まりが困難だったため、厚生労働省は29日、成分を違法薬物に指定した。これで販売や所持などが禁止される指定薬物は1422物質となった。厚労省は今後も月に一度のペースで審議会を開き、その時点で流通している危険ドラッグの成分を速やかに違法薬物に指定していく方針だという。