ニュース:脳と脊髄の神経の繋がりの強化に成功、電子回路で麻痺手足回復も
ナビゲーションに移動
検索に移動
【2013年11月8日】 自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)は、サルの頭部に電子回路でできた「人工神経接続装置」をつなぎ、大脳が命令を出した直後に電気信号を脊髄へ送るという実験から、大脳と脊髄との神経結合を人工的に強化することに成功したと、2013年11月7日付の米科学誌ニューロン(電子版)で発表した。
西村幸男准教授(神経生理学)は「脳梗塞や脊髄損傷で手足を自由に動かせなくなったまひ患者でも、残った神経を強化することで、より強い力を出せるようになる」と説明。リハビリや運動機能再建の研究につながるとしている。 [1] [2] [3]
関連項目[編集 | ソースを編集]
参考文献[編集 | ソースを編集]
- ↑ 電子回路でまひ手足回復も 愛知の研究所、米誌に発表 - 47NEWS(よんななニュース)
- ↑ 自然科学研究機構生理学研究所 プレスリリース 公開日 2013.11.08 脳と脊髄の神経のつながりを人工的に 強化することに成功
- ↑ Neuron, 07 November 2013 Copyright 2013 Elsevier Inc. All rights reserved. 10.1016/j.neuron.2013.08.028 Spike-Timing-Dependent Plasticity in Primate Corticospinal Connections Induced during Free Behavior