ニュース:マリファナの効果を低下させるホルモン「プレグネノロン」発見
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【2014年1月6日】 マリファナの使用に反応して脳で作られるホルモン「プレグネノロン」は、部分的に麻薬の効果を低下させるという論文が雑誌サイエンスに掲載された。
概要[編集 | ソースを編集]
フランスのボルドーにあるフランス国立保健医学研究所の研究者たちは、マウスとラットを使い、脳で作られるステロイドホルモンに対する主な薬物の作用について研究。その結果、薬物の作用によってマウスとラットのプレグネノロンの産生能力が2時間で最大3000パーセント高まり、かつ薬物の効果を減少させることを発見した。
マウスやラットにプレグネノロンを注入したところ、薬物の効果が減少し、記憶の機能が回復、眠気が消え、再び麻薬を使用したくなる感情が低下したという。
これまでプレグネノロンは、主にテストステロンなどの他のホルモンをつくるための「原料」になっていると考えられていたが、マリファナアを使用した際にはマリファナの効果を低下させることが明らかとなった。特に喜びの感情を引き起こすドーパミンの産生が著しく減少するという。