シャウカステン
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シャウカステン(独:schaukasten、英:x-ray film illuminator)とは、医療の場においてX線写真を見る際に用いる蛍光灯などにより発光する板状の医療機器のことである。
日本ではドイツ語のシャウカステンという言葉が定着しているが、英語圏ではイルミネーターと言った方が通じる。 なお、筋肉モリモリマッチョマンの変態[1]な未来から来たロボット[2]とは特に関係はない。
概要[編集 | ソースを編集]
シャウカステンは映画やドラマなどで病状を説明するシーンでよく登場する、レントゲン写真を挿し、白く光っているホワイトボードまたは壁のような物のことである。薄型テレビのように壁に埋め込んでいることも多い。
なお、現在日本では医療機器のデジタル化が進み、それに伴いフィルムレス化も進み、いわゆるPACS、DICOMビューアーと呼ばれるシステム(ようするにパソコンと高精細ディスプレイ)で医用画像を見るようになったため、シャウカステンのない医療機関も増えつつある。
ただ、東日本大震災に際し、パソコンも紙のカルテも水没した状況下で、アナログなX線フィルムが何よりも頑丈で有用であったとの報告もあり、シャウカステンを完全に無くすのはどうなのかと疑問も残る。