「OsiriX/プラグイン/Hip Arthroplasty Templating」の版間の差分

提供:メディカルウェア
ナビゲーションに移動 検索に移動
(ページの作成:「OsiriX用のHip Arthroplasty Templating プラグインとは、人工股関節置換術の術前計画を行えるプラグインである。 == 概要 == ベース...」)
 
 
2行目: 2行目:


== 概要 ==
== 概要 ==
ベースとなる人工股関節インプラントの選択し、そのテンプレート画像(ベクター画像/CADデータ)をOsiriX上のDICOM画像(ラスター画像)に重ね合わせ、位置調整などをシミュレーションするというものである。
ベース素材となる人工股関節インプラントの選択し、そのテンプレートデータ(ベクター画像/CADデータ)をOsiriX上のDICOM画像(ラスター画像)に重ね合わせ、位置調整などをシミュレーションするというものである。


なお、このプラグインは基本的にすべて手動操作であり、商用の[[OrthoView]]などのように、距離や角度の計測データからデータベースを検索し、半自動で世界中のインプラント製品の中から最適なインプラント(テンプレート)製品候補を選び出してくれるというような機能はない。しかしながら、システム構築導入にかかる費用と、インプラントの納入業者が決まっており製品数も限られてるような[[医療機関]]において、実際にそこまでの機能が必要かというトレードオフで考えれば、[[整形外科]]にとっては既存[[PACS]]とは別の専用端末としてでもOsiriXと本プラグインを搭載したシステムの導入を検討する価値があると言える。
なお、このプラグインは基本的にすべて手動操作であり、商用の[[OrthoView]]などのように、距離や角度の計測データからデータベースを検索し、半自動で世界中のインプラント製品の中から最適なインプラント(テンプレート)製品候補を選び出してくれるというような機能はない。しかしながら、システム構築導入にかかる費用と、インプラントの納入業者が決まっており製品数も限られてるような[[医療機関]]において、実際にそこまでの機能が必要かというトレードオフで考えれば、[[整形外科]]にとっては既存[[PACS]]とは別の専用端末としてでもOsiriXと本プラグインを搭載したシステムの導入を検討する価値があると言える。
このプラグイン自体には海外製の最小限のデータしか入っていないため、実際に取引のあるインプラント屋さんから個別にインプラントのテンプレートデータをもらう必要がある。よほどの事がないかぎりインプラント屋さんに問い合わせれば業界標準であるAuto CAD形式のデータファイルが頂けるはずである。


== 備考 ==
== 備考 ==

2013年6月26日 (水) 11:33時点における最新版

OsiriX用のHip Arthroplasty Templating プラグインとは、人工股関節置換術の術前計画を行えるプラグインである。

概要[編集 | ソースを編集]

ベース素材となる人工股関節インプラントの選択し、そのテンプレートデータ(ベクター画像/CADデータ)をOsiriX上のDICOM画像(ラスター画像)に重ね合わせ、位置調整などをシミュレーションするというものである。

なお、このプラグインは基本的にすべて手動操作であり、商用のOrthoViewなどのように、距離や角度の計測データからデータベースを検索し、半自動で世界中のインプラント製品の中から最適なインプラント(テンプレート)製品候補を選び出してくれるというような機能はない。しかしながら、システム構築導入にかかる費用と、インプラントの納入業者が決まっており製品数も限られてるような医療機関において、実際にそこまでの機能が必要かというトレードオフで考えれば、整形外科にとっては既存PACSとは別の専用端末としてでもOsiriXと本プラグインを搭載したシステムの導入を検討する価値があると言える。

このプラグイン自体には海外製の最小限のデータしか入っていないため、実際に取引のあるインプラント屋さんから個別にインプラントのテンプレートデータをもらう必要がある。よほどの事がないかぎりインプラント屋さんに問い合わせれば業界標準であるAuto CAD形式のデータファイルが頂けるはずである。

備考[編集 | ソースを編集]

なお、本プラグインはインストールが若干難解で、環境によっては動かないことがある。 OsiriX公式サイトからダウンロードしてきたものをインストールしても動かない場合は以下を参照するとよい。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]