脳梗塞

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2012年8月1日 (水) 16:23時点における124.44.199.252 (トーク)による版
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脳梗塞(のうこうそく、cerebral infarction)とは、脳卒中の呼ばれる疾病の細分類のひとつで、凝血脂肪、空気、動脈硬化などにより、血管動脈)が閉塞または狭窄し、脳虚血を来たすことにより、脳組織が酸素または栄養の不足のため壊死、または壊死に近い状態になる事をいう。

なお、凝血によるものを脳血栓といい、その他を脳梗塞と分けるが、医師にっては、患者に説明する際に、原因が何であれ全部まとめて脳梗塞という事もある。これはクモ膜下出血脳出血を分ける分けないのと同様である。

日本人の死亡原因の中でも多くを占めている高頻度な疾患である上、後遺症を残して介護が必要となることが多く、福祉の面でも大きな課題を伴う疾患である。

病態

  • 脳組織の虚血性壊死

臨床病型

  • 血栓塞栓性
  • アテローム血栓性
  • ラクナ梗塞

閉塞血管による分類

  • 皮質枝梗塞
  • ラクナ梗塞
  • 境界領域梗塞

その他

猛暑との関連性

国立循環器病研究センターが2008年から2011年までに脳梗塞で受診した患者を、発症の時期ごとに集計したところ、6月から8月の夏場は12月から2月の冬場を大幅に上回り、年間を通じて最も多くなっていという。

暑い夏場はとくに運動などをせずとも大量にをかくが、をかくと血液から水分が失われ、血の塊(凝血)が出来やすくなり、その血の塊が血管に詰まり脳梗塞を発症する。

脳血管障害が専門の東京都済生会中央病院の高木誠院長は、夏場の脳梗塞の予防には、として失われた水分塩分をこまめに補給することが重要だとしている。

また、血圧コレステロールの値が高かったり、糖尿病があったりして動脈硬化が疑われる人や、自覚症状がないまま脱水が進むことの多い高齢者は特に注意が必要だと指摘している。 [1]

関連項目

参考文献

外部リンク