エボラウイルス
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エボラウイルス(英語:ebola virus、ebolavirus)とは、エボラウイルス属またはザイールエボラウイルスを指す曖昧な言葉である。
概要
エボラウイルス属は発見からしばらくは確立した分類がされてなかった。 2000年に最初に発見されたウイルスは単にエボラウイルスと呼ばれていたが、「ザイールエボラウイルス(zaire ebola virus, ZEV)」と命名され、2005年には英名が「"Zaire ebolavirus"」と改められた。
しかし多くの論文ではザイールエボラウイルスを指してエボラウイルス (ebola virus) を用いるか、もしくは平行して使っていた。 あまりに紛らわしいのでウイルスの分類に関する国際委員会 (International Committee on Taxonomy of Viruses) では、エボラウイルス属を指す場合には先頭を大文字にし斜体にした「Ebolavirus」を用い、種小名は小文字で「ebolavirus」と書かなければならないとしている。エボラウイルス属自体の名称は2002年に初めて使われている。
以上の事からエボラウイルス属に関わる文章では何を指して用いているかに注意する必要がある。特に日本語の文章では大文字小文字による区別は利用できないので文脈から正しく読み取る必要がある。
よって詳細は「エボラウイルス属」および「ザイールエボラウイルス」の項目を参照。