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2019年10月18日 (金) 01:39時点における最新版
体液(たいえき、英語:body fluid)とは、動物が体内に持っている各種液体成分の総称である。
概要[編集 | ソースを編集]
体液とは、動物が体内に持っている各種液体成分の総称である。ヒトの成人の場合は体重の約60%が体液で占められている。pHはおよそ7.4(血中pHで7.35~7.45くらい)の弱アルカリ性を示す。
分類[編集 | ソースを編集]
大きくは、体液は血液やリンパ液、組織液などの細胞外液と、各種細胞内にある細胞内液に分類される。なお、単に「体液」という場合は細胞外液のみを指していることが多い。
- 主な体液
- 細胞内液(英語:extra cellular fluid, ECF) - 体液の70%くらいを占める
- 細胞外液(英語:intra cellular fluid, ICF) - 体液の30%くらいを占める
体液量の調節機構[編集 | ソースを編集]
バソプレシン(ADH)による調節[編集 | ソースを編集]
アルドステロンによる調節[編集 | ソースを編集]
- 腎血流が低下する
- 腎臓からレニンが分泌される
- 肝臓や脂肪細胞でアンジオテンシノーゲンが生産される
- レニンによりアンジオテンシノーゲンが分解される
- アンジオテンシンIが増加する(アンジオテンシノーゲン分解という)
- アンジオテンシン変換酵素(ACE)がアンジオテンシンIを賦活化する
- アンジオテンシンIIが増加する(アンジオテンシンIがアンジオテンシンIIに変換される)
- アンジオテンシンIIが副腎皮質にある受容体に結合する
- アルドステロンが分泌される
- 遠位尿細管や集合管でのナトリウムと水の再吸収が促進される
- この過程でADHの分泌も促進される
- 体液量が増加する
体液の酸塩基平衡[編集 | ソースを編集]
体内には酸塩基平衡と呼ばれる体液のpHを一定に保とうとする、緩衝機構がある。
血中pHの状態