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2012年11月8日 (木) 09:53時点における版
モダリティメーカー(modality maker)とは、医用画像診断装置(モダリティ装置)を製造している企業(メーカー)のことである。
概要
モダリティメーカーとは、ハードウェアの製造元のことであり、販売元のことではないが、自社ハードウェアを作れるほどの大手企業の場合はほぼ自社の販売部門があるためほぼ同一として扱われることが多い。
また医療機器の部品ではなく医療機器の完成品の製造する中小企業はその敷居の高さから非常に稀な存在であるが少なからず存在しており、それらの中小企業は独自の販売網を持たないため、医療機器商社などを利用したりし、その際には製造元ではなく販売元の名称で売られていることもある。
問題
かつては弱小PACSメーカーのDICOMビューアーやDICOMサーバーなどの導入という話になると、自社PACSをセットで売りたい大手モダリティメーカーがモダリティ装置とのDICOM通信による接続の際に接続拒否や、法外なほど高額なDICOM接続料の提示などという問題がよくおきていた。
だが、ここ数年はインターネットの爆発的な普及により、そのようなネガティブな情報は「他人の不幸が面白い」「大企業はとりあえず叩く」などの消費者心理により瞬く間に拡散するようになったこともあり、そのような事態になるとコーポレートイメージに絶大な影響を及ぼすためそのような行為は減りつつあると言える。
主なモダリティメーカー
世界3大モダリティメーカーは、GE、東芝、フィリップスであり、この三社が圧倒的な勢力を持っている。なおこれはあくまで売上高ベースでの話であり、機能・性能がこれに伴うとは限らないので、購入に際しては自らの目で確かめ吟味する必要がある。