「DCMTK/echoscu」の版間の差分
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2012年8月2日 (木) 13:22時点における版
DCMTKのechoscuコマンドとは、DICOMに規定されるVerification SOP Class(検証SOPクラス)のサービス・クラス・ユーザー(SCU)実装である。
概要
echoscuは、サービス・クラス・プロバイダー(SCP)にDICOM C-ECHOメッセージを送信し、その応答を待つ。
echoscuコマンドは、主にDICOM通信の基本的なDICOMネットワーク接続確認を行うのに用いる。インターネットにおけるpingコマンドに近い存在であるが、echoscuはpingとは異なり、DICOM通信における接続処理(接続認証含む)まで行うので、基本的なDICOM通信の接続設定が間違っていないかの確認まで行えます。
応用例
応用的な使い方の例としては、たとえばOsiriXにおいては設定済みのDICOMプリンタの電源が入っており、かつ使える状態かを表示するインジケータの値として、定期的に本コマンドを実行し、その結果を用いている。
コマンド概要
echoscu [options] peer port
DICOM準拠について
SOPクラス
echoscuアプリケーションのSOPクラスは次の通りである。
SOP Class Name | SOP Class UID |
---|---|
Verification SOP Class | 1.2.840.10008.1.1 |