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近年では英語のペイシェント(Patient)が定着しているが、年配の医師はクランケ(Kranke)と言うこともある。また、[[カウンセリング]]や[[心理療法]]では、患者ではなく来談者という言い方をし、ペイシェント(Patient)ではなく、クライアント(Client)を使う。[[医療機関]]を未受診の患者は傷病者とも表現する。 | 近年では英語のペイシェント(Patient)が定着しているが、年配の医師はクランケ(Kranke)と言うこともある。また、[[カウンセリング]]や[[心理療法]]では、患者ではなく来談者という言い方をし、ペイシェント(Patient)ではなく、クライアント(Client)を使う。[[医療機関]]を未受診の患者は傷病者とも表現する。 | ||
[[診察券]]に記載・記録される患者固有識別をPatient | == 患者固有識別子 == | ||
[[診察券]]に記載・記録される患者固有識別をPatient ID(患者ID)と言う。Patient IDは、[[病院情報システム]]や[[電子カルテ]]、[[PACS]]などの複数の情報システム間で連携をとるのに用いられる。Patient IDの発番ルールは各[[医療機関]]ごとで異なり標準的な発番ルールはない。ただし数ある医療情報システムの中で唯一まともなデファクトスタンダードが確立している[[DICOM規格]]において「最大半角英数16文字」となっている関係で、少なくともこのルールには則っているのが一般的である。 | |||
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なお、米国には社会保障番号(Social Security number, SSN)があるので患者固有識別として使えるように思えるかもしれないが、救急などで社会保障番号が不明なときにコンピューターは融通が利かないという理由で、医療機関ごとに独自に採番しているのが一般的である。 | |||
このようなケースに対応するため、米国向けの[[病院情報システム]]や[[電子カルテ]]、[[PACS]]などでは後から社会保障番号を入力でき、それによりPatient IDの異なる患者データを後から統合できるようになっていることが多い。 | |||
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* [[モンスター・ペイシェント]] | * [[モンスター・ペイシェント]] | ||
* [[インフォームド・コンセント]] | * [[インフォームド・コンセント]] | ||
* [[ムントテラピー]] | * [[ムントテラピー]] | ||
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== 参考文献 == | |||
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2012年7月30日 (月) 11:05時点における版
患者(かんじゃ、英:Patient、独:Kranke)とは、なんらかの健康上の問題のため、医師ないし歯科医師や専門の医療関係者の診断や治療、助言を受け、広義な意での医療サービスの対価を払う立場にある人のことである。主に医療従事者の側から見た語である。
呼び方
近年では英語のペイシェント(Patient)が定着しているが、年配の医師はクランケ(Kranke)と言うこともある。また、カウンセリングや心理療法では、患者ではなく来談者という言い方をし、ペイシェント(Patient)ではなく、クライアント(Client)を使う。医療機関を未受診の患者は傷病者とも表現する。
患者固有識別子
診察券に記載・記録される患者固有識別をPatient ID(患者ID)と言う。Patient IDは、病院情報システムや電子カルテ、PACSなどの複数の情報システム間で連携をとるのに用いられる。Patient IDの発番ルールは各医療機関ごとで異なり標準的な発番ルールはない。ただし数ある医療情報システムの中で唯一まともなデファクトスタンダードが確立しているDICOM規格において「最大半角英数16文字」となっている関係で、少なくともこのルールには則っているのが一般的である。
米国
なお、米国には社会保障番号(Social Security number, SSN)があるので患者固有識別として使えるように思えるかもしれないが、救急などで社会保障番号が不明なときにコンピューターは融通が利かないという理由で、医療機関ごとに独自に採番しているのが一般的である。
このようなケースに対応するため、米国向けの病院情報システムや電子カルテ、PACSなどでは後から社会保障番号を入力でき、それによりPatient IDの異なる患者データを後から統合できるようになっていることが多い。
関連項目
- 医療
- 入院
- 退院
- 患者必携 - がん対策推進基本計画にもとづき国立がん研究センターがん対策情報センターが発行している冊子やPDF、iPhoneアプリなどの総称
- モンスター・ペイシェント
- インフォームド・コンセント
- ムントテラピー
- アナムネーゼ