電子画像管理加算
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電子画像管理加算(読み:でんしがぞうかんりかさん)とは、画像診断の業務において、フィルムを使わずに、すべてを読影端末や参照端末と呼ばれるパソコンをもちいて診療を行うと保険点数が付くという制度である。
概要[編集 | ソースを編集]
電子画像管理加算は大雑把にいうと厚労省の押し進めるフィルムレス化を達成した者に褒美を与えるというものである。
電子画像管理加算の目的は大きくわけて2つあると言われており、ひとつはPACSの普及を促進し、業務の効率化をはかり、いわゆるビッグデータなどと呼ばれるものの素材として統計分析を容易にできるようにし、なおかつフィルムや現像液などの産業廃棄物を減らそうというエコでグリーンな表向きのものである。
裏事情[編集 | ソースを編集]
そして電子画像管理加算のもうひとつの目的は、導入コストの高いPACS購入を半ば強制することで、それらを導入する予算のない小規模な医療機関に潰れていただこうという裏向きのものである。
これは近年、労働関連の法令を無視した違法犯罪行為をくりかえすブラック企業も真っ青なくらい激務といわれる大病院の勤務医を避け、開業医になる者や小規模の医療機関で働く者が極端に増加する傾向にあるのを抑制するためと言われている。とくに救命医療を行っている大病院での医師不足は深刻なものであり、以下のような悪循環により、いわゆる「医療崩壊」を引き起こしているとされる。
このような状況に歯止めをかけるため、ありとあらゆる法的・政治的な手段により、小規模な医療機関には潰れていただくことで、そこで働く医師たちを路頭に迷わせ、以下のような好循環を発生させる構想だという。
- 小規模な医療機関が潰れ、医師が路頭に迷う
- 医業しかできない(民間企業でペコペコ頭を下げるとか無理)
- そうなれば大病院の勤務医にならざるをえないであろう
- 大病院の医師が増えるよ(救命医・当直医が増えるよ)
なお、このような「いかにして潰れていただくか」という政府方針はその後も継続しており、レセプトオンラインなどへと拡大していくことになる。