ページ「モダリティ」と「医療機器」の間の差分

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'''モダリティ''' ('''Modality''')とは、[[CT]]や[[MRI]]、[[超音波診断装置]]などに代表される[[医用画像機器]] ([[モダリティ装置]])で用いられる単位である。
'''医療機器'''とは、[[薬事法]]において「人若しくは動物の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人若しくは動物の身体の構造若しくは機能に影響を及ぼすことが目的とされている機械器具等」と定義されている。


== DICOMでの定義 ==
医療機器は、薬事法により製造や販売が規制されており、また、どのようなものが医療機器に該当するかも薬事法で明確に定められている。
[[DICOM]]規格ではモダリティ名をアルファベット2文字で表現する。現在では、[[医療機器]]の開発現場のみではなく、医療現場においても、このアルファベット2文字で呼ばれるのが一般的となっている。


{|border="1" cellpadding="1" cellspacing="0"
== 医療機器の例 ==
|-
<youtube size="medium" align="right">aeGw7cIuWVI</youtube>
!モダリティ
身近な医療機器の例としては、家庭でも使用される[[体温計]]や[[血圧計]]をはじめ、[[コンタクトレンズ]]、[[マッサージ器]]などがあげられる。
!概要
|-
|BI
|Modality of type Biomagnetic Imaging
|-
|CD
|Modality of type Color Flow Doppler-Retired 2008
|-
|[[CR]]
|[[コンピュータX線撮影装置]]
|-
|[[CT]]
|[[コンピュータ断層撮影装置]]
|-
|DD
|Modality of type Duplex Doppler-Retired 2008
|-
|DG
|[[近赤外線透視装置]] ([[Diaphanography]]) - [[X線透視装置]]に似ているが[[X線]]ではなく[[近赤外線]]を使う
|-
|DX
|[[X線透視装置]] ([[Digital Radiography]]) - [[DR装置]]や[[透視]]、[[テレビ]]とも呼ばれる
|-
|EC
|Modality of type Echo cardiography - Retired
|-
|EM
|Modality of type Electron Microscope
|-
|[[ES]]
|[[内視鏡]] ([[Endoscope]]
|-
|GM
|Modality of type General Microscopy
|-
|LS
|Modality of type Laser Surface Scan
|-
|MA
|[[磁気共鳴血管画像]] ([[Magnetic Resonance Angiography]],[[MRA]]) - [[MRI]]を用いて撮影した[[血管]]の画像
|-
|[[MG]]
|[[マンモグラフィー]] ([[乳房X線撮影]])
|-
|[[MR]]
|[[核磁気共鳴画像]]、世間一般には[[MRI]]という名称の方が浸透している。
|-
|MS
|Modality of type Magnetic Resonance Spectroscopy - Retired
|-
|NM
|Modality of type Nuclear Medicine
|-
|[[OT]]
|その他、Otherの略称
|-
|[[PT]]
|[[ポジトロン断層撮影装置]] ([[Positron Emission Tomography]]、[[PET]])
|-
|RF
|Modality of type Radio Fluoroscopy
|-
|RG
|Modality of type Radiographic Imaging (conventional film screen)
|-
|RT
|Modality of type Radiation Therapy
|-
|[[SC]]
|[[セカンダリ・キャプチャ]]
|-
|SM
|Modality of type Slide Microscopy
|-
|ST
|Modality of type Single-Photon Emission Computed Tomography - Retired 2008
|-
|[[TG]]
|[[サーモグラフィー]]
|-
|[[US]]
|[[超音波検査装置]] ([[Ultra Sound]])
|-
|[[VL]]
|[[光線治療器]]
|-
|[[XA]]
|[[X線血管撮影装置]]
|-
|[[XC]]
|一般的なデジカメ
|}


== 主な製品 ==
主に[[病院]]で使われるものとしては、[[メス]]や[[ピンセット]]のような小物類、体内に植え込む治療用の[[心臓ペースメーカー]]や[[放射線治療装置]]、[[モダリティ]]と呼ばれる[[CT]]、[[MR]]、[[レントゲン装置]]などの大型のものがある。
* [[Raffine]]
 
* [[MobileDaRt Evolution]]
なお、[[薬事法]]が定める医療機器とは、その名が示すように「ハードウェア」であって「ソフトウェア」は一切含まれない。このため、たとえば[[画像診断]]での用いるパソコン本体は医療機器であるが、その中で動く[[DICOMビューア]]などのソフトウェアは医療機器には含まれない。これはコンピュータ・ソフトウェアが存在しなかった時代に制定された法律が今も用いられているためである。
{{Medical-stub}}
 
== 関連項目 ==
* [[モダリティ]]

2011年3月18日 (金) 15:43時点における版

医療機器とは、薬事法において「人若しくは動物の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人若しくは動物の身体の構造若しくは機能に影響を及ぼすことが目的とされている機械器具等」と定義されている。

医療機器は、薬事法により製造や販売が規制されており、また、どのようなものが医療機器に該当するかも薬事法で明確に定められている。

医療機器の例

<youtube size="medium" align="right">aeGw7cIuWVI</youtube> 身近な医療機器の例としては、家庭でも使用される体温計血圧計をはじめ、コンタクトレンズマッサージ器などがあげられる。

主に病院で使われるものとしては、メスピンセットのような小物類、体内に植え込む治療用の心臓ペースメーカー放射線治療装置モダリティと呼ばれるCTMRレントゲン装置などの大型のものがある。

なお、薬事法が定める医療機器とは、その名が示すように「ハードウェア」であって「ソフトウェア」は一切含まれない。このため、たとえば画像診断での用いるパソコン本体は医療機器であるが、その中で動くDICOMビューアなどのソフトウェアは医療機器には含まれない。これはコンピュータ・ソフトウェアが存在しなかった時代に制定された法律が今も用いられているためである。

関連項目