上部消化管内視鏡
ナビゲーションに移動
検索に移動
上部消化管内視鏡(読み:じょうぶしょうかかんないしきょう)とは、食道、胃、十二指腸までの上部消化管を観察するための内視鏡の総称である。
検査・手技について[編集 | ソースを編集]
本稿では内視鏡の検査装置について記載する。
検査・手技については「上部消化管内視鏡検査」を参照
概要[編集 | ソースを編集]
いわゆる胃カメラである。胃だけではなく、胃の前後にある食道や十二指腸の観察に使う。
一般的な消化管向けの内視鏡はスコープの挿入部位により、口や鼻から入れるものと、お尻から入れるものに大きく分かれる。基本的に内視鏡装置一式のうち、光源装置などは同じだが、挿入部位によりスコープの硬さや太さなどの形状が異なる。
上部消化管内視鏡は、前者の口や鼻から入れるように最適化されたスコープのことである。最近では口から入れるタイプのスコープより患者が「ゲッゲッ」「オェッオェッ」と苦しくないという理由で、鼻孔から入れるタイプのより細いスコープが増えてきたが、患者の鼻腔の形状によっては鼻から入らない場合も多い。
また、経口摂取して後日排便とともに出てくるカプセル内視鏡も上部消化管内視鏡に分類される。
呼称[編集 | ソースを編集]
上部消化管内視鏡という名称はあまりに長いので、日本では胃を意味する「ガストロ」と呼ばれることが多い。胃と前後賞である。略称はEGD(esophago gastro duodenoscopy)が主流である。かつてはGIF(gastro intestinal fiberscopy)と略された。なお、アルファベット3文字は論文等を書く分にはいいが、発音するにはやはり長いので、臨床における医療従事者の会話の中ではガストロが主流である。