「ソホスブビル」の版間の差分

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この数字は従来の[[インターフェロン]]を使った治療法よりも遥かに高い治癒率である。
この数字は従来の[[インターフェロン]]を使った治療法よりも遥かに高い治癒率である。


日本では抗ウイルス薬の[[リバビリン]](商品名:[[コペガス]]、製販:[[中外製薬]])と併せて服用する治療法で2015年3月に製造販売の承認を得ている。
日本では抗ウイルス薬の[[リバビリン]](商品名:[[コペガス]]、製販:[[中外製薬]])と併せて服用する治療法で2015年3月に製造販売の承認を得ている。また、2015年5月13日には[[薬価収載]]が承認された。薬価収載にあたっては2008年4月の新基準以降では初となる「画期性加算100%」とされた。


ソホスブビルの先発となる[[商品名]][[ソバルディ]]での[[治療]]には1日1錠の[[投与]]を12週間続ける必要がある。
ソホスブビルの先発となる[[商品名]][[ソバルディ]]での[[治療]]には1日1錠の[[投与]]を12週間続ける必要がある。

2015年5月13日 (水) 18:52時点における版

ソホスブビルとは、アメリカのギリアド・サイエンシズ社が創薬したC型慢性肝炎の治療薬の一般的名称である[1]

概要

ソホスブビルは、C型肝炎感染者の約3割を占める遺伝子型2型を対象とした初の飲み薬である。 ソホスブビルは臨床試験で治癒率96%という数字を叩き出したことで一躍話題となった。 この数字は従来のインターフェロンを使った治療法よりも遥かに高い治癒率である。

日本では抗ウイルス薬のリバビリン(商品名:コペガス、製販:中外製薬)と併せて服用する治療法で2015年3月に製造販売の承認を得ている。また、2015年5月13日には薬価収載が承認された。薬価収載にあたっては2008年4月の新基準以降では初となる「画期性加算100%」とされた。

ソホスブビルの先発となる商品名ソバルディでの治療には1日1錠の投与を12週間続ける必要がある。 ソバルディの薬価は1錠と61,799円なっており、12週間で薬剤費だけで500万円を超える。 ただ2015年時点の日本においては、B型肝炎およびC型肝炎患者に対して厚生労働省が医療費助成を行っており、これを利用することで月額最大2万円となる。

禁忌

禁忌(次の患者には投与しないこと)。 必ず添付文書の最新情報を参照すること[1]

  1. 本剤の成分に対し過敏症既往歴のある患者
  2. 重度の腎機能障害(eGFR<30mL/分/1.73m2)又は透析を必要とする腎不全の患者(【薬物動態】の項参照)
  3. 次の薬剤投与中の患者カルバマゼピンフェニトインリファンピシンセイヨウオトギリソウセント・ジョーンズ・ワート)含有食品(「相互作用」の項参照)

商品名

  • 先発:ソバルディ
    製造販売承認:2015年3月
    薬価収載:2015年5月20日
    薬価:400mg / 1錠 / 61,799円

関連項目

参考文献