イオン
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イオン(英語:ion)とは、電子と陽子のバランスが崩れたことで電荷を帯びた原子のことである。
概要[編集 | ソースを編集]
あらゆる物質は原子のかたまりである。例えるなら原子はレゴブロックやダイヤブロックなどのようなものであり、物質はそれを組み合わせて出来た何かである。 原子は複数の陽子と中性子からなる原子核と、その原子核の周囲を衛星のように回る複数の電子で出来ている(電子殻という)。
ほとんどの物質は電子と陽子の数が同一であり、電子は負の電荷を持ち、陽子は正の電荷を持っている。
物質を構成する複数の原子間でまるでキャッチボールをするかのように電子を放出したり受け取ったりと移動することで、電子と陽子のバランスが崩れ、原子は電荷を帯びる(電気がおきる)。この電荷を帯びた原子のことをイオンという。
物質は全体の電子と陽子の数が同数であることで負と正が電気的に引き付けあい、バラバラにならずにいる。
イオンの種類[編集 | ソースを編集]
電荷による種類[編集 | ソースを編集]
陽イオン[編集 | ソースを編集]
陽イオン(英語:positive ion, cation)とは、電子を放出して正の電荷を帯びた原子のことである。
陰イオン[編集 | ソースを編集]
陰イオン(英語:negative ion, anion)とは、電子を受け取り負の電荷を帯びた原子のことである。なおマイナスイオンとは一切関係ない。