舌下錠
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舌下錠(読み:ぜっかじょう)とは、口腔粘膜から吸収させる錠剤のことである。
概要[編集 | ソースを編集]
舌下、つまり舌の下に錠剤を挟んで溶かすタイプの錠剤のことである。頬と歯茎の間に入れてもよい。
口腔粘膜、とくに舌下粘膜は、胃や腸とくらべ、急速に薬物を吸収するという特性があり、また肝初回通過効果を受けずに全身の血流に薬物が到達するという特性がある。一言でいえば効きが早い。
この特性を活かすため、胃や腸で吸収するタイプの錠剤は一般的に30分程度で溶けるが、舌下錠は2分程度で溶けるようになっている特徴がある。いくら効きが早くても溶けるのが遅ければ意味がないのは言うまでもない。
なお、舌下錠は肝初回通過効果を受けない前提で作られているので、飲み込んでしまうと効果が薄れたり無効になったりする。
主な舌下錠[編集 | ソースを編集]
狭心症の発作を抑えるニトログリセリン錠などが商品化されている。狭心症の発作はいつ何時おきるか分からないので狭心症の患者は常に持ち歩いていると思って間違いない。