死
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死(読み:し、英語:death)とは、医学的には、呼吸停止、心臓停止、瞳孔散大、対光反射消失の4つの症候がすべて揃った状態をいう。
概要[編集 | ソースを編集]
医学上の死[編集 | ソースを編集]
呼吸が止まると、数分から十数分後に心臓も停止する。 心臓が先に止まることもある。
心臓が止まり血液循環が止まると、血液で動く脳が壊れはじめる。 脳を構成する細胞は自然に再生する能力を持ち合わせていないため崩壊を待つのみとなる。 脳が全壊すると瞳孔やその他の反射はすべて消失する。
なお、この段階では身体を構成する個々の細胞の大部分、多くの臓器は生きている。 たとえば精子や白血球をはじめ、筋などの興奮性細胞は個体が死んでからも数時間は残存している。 これを超生反応という。
しかし、個体として心停止以前の状態に復活することはないから、自発呼吸が止まり、かつ心拍が止まったとき、臨終が宣告される。
法律上の死[編集 | ソースを編集]
1997年10月施行の臓器の移植に関する法律により、脳死した者の身体を死体として扱うこととなった。
脳死は通常の死よりも細かな定義がある。 たとえば、通常の死の条件では反射は対光反射の消失のみだが、脳死では対光反射に加えて、角膜反射や毛様脊髄反射、眼球頭反射、前庭反射、咽頭反射、咳反射のすべてが消失していることが条件となる。 また、深昏睡であり、かつ脳波が平坦な状態が6時間以上継続することなどの条件が加わる。
詳細は「脳死」を参照。
死のニュアンス[編集 | ソースを編集]
死の後ろに様々な言葉をつなげ、様々な死に様のニュアンスを表現している。 例えば「死亡」「死去」「死没」などがある。