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【2013年4月10日】

角膜が濁り視力が低下する水疱性角膜症(すいほうせいかくまくしょう)の患者を対象にした再生医療臨床研究を今秋にも始めると京都府立医科大学は発表した。

米国から輸入したヒト角膜細胞を、独自の技術で培養・増殖させ、患者移植する。厚生労働省から3月29日付で臨床研究の実施許可を得た。3~4年後をめどに臨床試験治験)開始を目指す。

水疱性角膜症は事故や病気をきっかけに発症し、国内の患者は約1万人と推計される。現在は角膜移植しか治療法はないが、提供数が絶対的に不足しており、移植を待つ患者も多い。臨床研究では角膜内皮細胞を培養して増やし、1人分から約15人に移植が可能になるという。同大学は今年度中に3~6人程度に実施する予定としている。


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