静脈血

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静脈血(じょうみゃくけつ、英語:venous blood)とは、全身に酸素を供給し終え、その代わりに二酸化炭素および老廃物を格納した、循環器の中を流れる血液のことである。

反対語は「動脈血」である。

概要[編集 | ソースを編集]

ヒトの場合、静脈血は大静脈を通って心臓右心房に行き、右心室に送られ、さらに肺動脈を通ってに送られる。

その後、静脈血は二酸化炭素を放出し、代わりに酸素を吸収することで再び動脈血となる。これを「ガス交換」という

そして動脈血となった血液は、再び心臓に送られ、全身に運ばれる。

静脈血の色[編集 | ソースを編集]

静脈血は鮮明な赤色をしている動脈血に比べ、黒ずんだ赤色をしている。

なお、多くの医学書において静脈血は「青色」で表現されることが多いが、青くはない。あくまで赤色と青色は見分けやすいという便宜上のものである。

また、皮膚を通して静脈を見るとまるで青色または紫色に見えるが、これはレイリー散乱によるものであり血管血液の色ではない。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]

外部リンク[編集 | ソースを編集]