FLAIR

提供:メディカルウェア
2011年8月23日 (火) 23:52時点における111.191.204.238 (トーク)による版 (ページの作成:「フレアー法 (FLAIR; fluid attenuated inversion recovery)とは、MRIにおける撮影法のひとつで、大雑把に言えばT2強調画像から[[...」)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

フレアー法 (FLAIR; fluid attenuated inversion recovery)とは、MRIにおける撮影法のひとつで、大雑把に言えばT2強調画像から脳脊髄液(CSF,水分)信号を除去した(真っ黒に塗りつぶした)画像をえる撮像法である。

MRI)において、IR法における反転時間 (inversion time, TI) をCSFの磁化がゼロ点を通る時間(2000ミリ秒程度)に設定してCSF信号を抑制する撮像法である。TRを長く取る必要があるため(撮影時間が長くなるので)かつてのIR法では用いられなかったが、FastSE法を採用したturbo-FLAIR法などにより実用化した。繰り返し時(5000ミリ秒程度)に比べて反転時間が長いが、シーケンスデザインの工夫により、十分なマルチスライスが得られるようになった。T2強調像においてCSFと区別しにくい高信号病変や、くも膜下出血の診断、病変と脳室との境界の判別に有効であるとされている。

関連項目