DICOM/A-ASSOCIATE-RQ PDU
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DICOMにおけるA-ASSOCIATE-RQ PDUとは、DICOM通信時の接続要求パケット(PDU)のことである。
パケット構造
| バイト数 | フィールド名 | 概要 |
|---|---|---|
| 1 | PDU-type | 0x01固定 |
| 2 | Reserved | 予約フィールド。通常は0x00で埋めて送信する事になっているが、受信側は読み飛ばすので、値は何でもいい。将来的な拡張のために「何か使うかも」と作られたフィールドだが、そんな気配は微塵もない。 |
| 3-6 | PDU長 | 次のフィールドからPDUの終わり(可変長であるデータ領域の最後)までの長さ(バイト数)。PDU長は符号なし整数として扱う。3バイト(24ビット)と中途半端だが、細かい事は気にせずuint32で受け取れ。 |
| 7-8 | プロトコルバージョン | 送信側がサポートするDICOM UL(Upper Layers,上位層) プロトコル・バージョン。2バイトも使ってるが、そのうち1ビット目しか見ないことになっている。しかもバージョンと言っても「バージョン1」しか規定がなく、その値は「0」となっている。バージョン2が出る気配は微塵もない。受信側はとりあえずushortで値を受け取って0x0001でマスクをとり、その値が0なら正常と認識すれば良い。 |
| 9-10 | Reserved | 予約フィールド。通常は0x00で埋めて送信する事になっているが、受信側は読み飛ばすので、値は何でもいい。将来的な拡張のために「何か使うかも」と作られたフィールドだが、そんな気配は微塵もない。 |
| 11-26 | Called-AE-title | 受信側(接続先)のAE Title。固定長16バイト(アスキーコード16文字)。AE Titleが16文字に満たない場合は後方を半角スペース(0x20)で埋める。16文字全てが半角スペース(0x20)の場合は「AE Title未指定」という意味不明な規定があるが使うな。詳細はDICOM規格のパート8の7.1.1.4に書いてある。 |
| 27-42 | Calling-AE-title | 送信側(接続元)のAE Title。固定長16バイト(アスキーコード16文字)。AE Titleが16文字に満たない場合は後方を半角スペース(0x20)で埋める。16文字全てが半角スペース(0x20)の場合は「AE Title未指定」という意味不明な規定があるが使うな。詳細はDICOM規格のパート8の7.1.1.3に書いてある。 |
| 43-74 | Reserved | 予約フィールド。通常は0x00で埋めて送信する事になっているが、受信側は読み飛ばすので、値は何でもいい。将来的な拡張のために「何か使うかも」と作られたフィールドだが、そんな気配は微塵もない。 |
| 75-xxx | データ領域 | ここに実データが格納される。Application Contextで始まり、続いて複数のPresentation ContextとUser Information Itemが格納されている。詳細はDICOM規格のパート8の7.1.1.2および7.1.1.13および7.1.1.6に書いてある。 |