イメージング・プレート

提供:メディカルウェア
2011年3月1日 (火) 11:29時点におけるimported>Administratorによる版 (ページの作成:「'''イメージング・プレート''' ('''IP'''、'''I'''maging '''P'''late)とは、有機フィルム上の片面に輝尽性蛍光体粉末を塗布した板である...」)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

イメージング・プレート (IPImaging Plate)とは、有機フィルム上の片面に輝尽性蛍光体粉末を塗布した板である。デジタルX線写真の撮影に用いられる。

イメージング・プレートにX線を照射すると蛍光体にエネルギーが蓄積され、放射線の吸収量に応じて蛍光体が発光する(=輝尽性)。この光はX線の照射を停止すると次第に弱まっていくが、時間が経過した後も特定の波長のレーザー光を照射することで再び励起され発光する。

イメージング・プレートを用いるデジタルX線撮影装置では、この発光現象を利用してX線を蛍光体で吸収したものを、レーザー光を照射しながらスキャナで光量を読み取るという手順により、デジタル信号(画像データ)として取得するというものである。

同様のものとしてフラット・パネル・ディテクター (FPD)というものがあるが、IPとFPDでは目的こそ同じであるが、デジタル信号に変換するまでの方式が異なる。