健康
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1948(昭和23)年、WHO(World Health Organization――世界保健機構――現 世界保健機関)は
全世界の健康に関する有識者を集め、保健憲章をつくりました。
その前文に、下記のような健康の定義を揚げました。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
(健康とは、完全に、身体、精神、及び社会的によい(安寧な)状態であることを意味し、単に病気でないとか、虚弱でないということではない。)
これは健康とは病気や虚弱でないというだけではなく、身体の体力値が高く、知的には適切な教育を受け、社会的(家族、地域社会、職場)には豊かな人間関係があり、精神的にも安定している状態(精神的健康・社会的健康・身体的健康のバランスが取れた状態)のことをさします。
また、下記の3つの定義を掲げています。
- 心が穏やかで社会的に成功していても、身体を壊していては健康とは言えない。
- 身体が頑強で社会的に成功していても、怒り、嘆き、悲しんでいる時は健康とは言えない。
- 身体が頑強で心が平穏でも、社会的に失敗していれば健康とは言えない。
健康づくりのためのオタワ憲章
1986年に世界保健機関によって作成された健康づくりについての憲章で下記の定義、「健康の前提条件」が定められました。
- 平和
- 住居
- 教育
- 食糧
- 収入
- 安定した環境
- 持続可能な資源
- 社会的公正と公平
これらの健康の前提条件は、1998年に健康の社会的決定要因として整理されています。