ソホスブビル
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ソホスブビルとは、アメリカのギリアド・サイエンシズ社が創薬したC型慢性肝炎の治療薬の一般的名称である[1]。
概要
ソホスブビルは、C型肝炎感染者の約3割を占める遺伝子型2型を対象とした初の飲み薬である。 ソホスブビルは臨床試験で治癒率96%という数字を叩き出したことで一躍話題となった。 この数字は従来のインターフェロンを使った治療法よりも遥かに高い治癒率である。
日本では抗ウイルス薬のリバビリン(商品名:コペガス、製販:中外製薬)と併せて服用する治療法で2015年3月に製造販売の承認を得ている。
ソホスブビルの先発となる商品名ソバルディでの治療には1日1錠の投与を12週間続ける必要がある。 ソバルディの薬価は1錠と61,799円なっており、12週間で薬剤費だけで500万円を超える。 ただ2015年時点の日本においては、B型肝炎およびC型肝炎の患者に対して厚生労働省が医療費助成を行っており、これを利用することで月額最大2万円となる。
禁忌
禁忌(次の患者には投与しないこと)。 必ず添付文書の最新情報を参照すること[1]。
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 重度の腎機能障害(eGFR<30mL/分/1.73m2)又は透析を必要とする腎不全の患者(【薬物動態】の項参照)
- 次の薬剤を投与中の患者:カルバマゼピン、フェニトイン、リファンピシン、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品(「相互作用」の項参照)
商品名
- 先発:ソバルディ
- 製造販売承認:2015年3月
- 薬価収載:2015年5月20日
- 薬価:400mg / 1錠 / 61,799円