チック障害
チック障害 tic disorder | |
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分類及び外部参照情報 | |
ICD-10 | F95 |
ICD-9 | 307.2 |
DiseasesDB | 29465 |
eMedicine | neuro/664 |
MeSH | D013981 |
チック障害(チックしょうがい、英語:tic disorder)とは、突発的かつ不規則に身体の一部が速い動きをしたり、同じ言葉や文章を繰り返し発声してしまう状態が一定期間継続する疾患のことである。チック症(チックしょう)とも呼ばれる。
概要
チック障害は2歳前後から発症し、5~7歳前後が最も多いとされている。 症状の激しさで見た場合は8~10歳前後がもっとも激しいとされている。 また子供のみならず大人でも普通に発症する。
チック障害の症状の中でも最も多くみられるのは身体の一部が突発的かつ不規則に動き出す運動性のものであり、なかでも不自然で高速な「まばたき」が圧倒的に多い。また俗にいう「貧乏ゆすり」や「しゃっくり」も運動性チック障害の症状の一種である。
有病率は、学齢期の子供の約19%が何かしらのチック障害であると報告されており、そのほとんどが単純性の一過性チック障害または慢性チック障害であると言われている。また深刻な病態といわれるトゥレット症候群は1万人に4~5人程度となっている。
分類
チック障害は次のように分類される。[1]
一過性チック障害
運動チックおよび音声チックのいずれか、または両方の症状が4週間以上~12か月未満持続している状態のことである。
慢性チック障害
運動チックまたは音声チックのいずれかが1年以上持続している状態のことである。 運動チックの場合はチックが発生する部位が複数であってもひとつと数える。
なお、運動チックと音声チックのどちらかではなく、その両方が1年以上持続している場合は後述のトゥレット障害と診断される。
トゥレット障害
トゥレット障害とは、運動チックおよび音声チックの両方が1年以上持続している状態のことである。遺伝的な要因ではないかと言われているがその詳細は明確に解明されている状態とは言い難く、引き続き研究が必要な分野であると言われている。
トゥレット障害の患者の約半数はアスペルガー症候群やADHD、強迫性障害などを併発していると言われている。
詳細は別ページ「トゥレット障害」を参照。
チック障害NOS
チック障害NOS(Not Otherwise Specified)とは、
関連項目
参考文献
- ↑ Evidente VG. "Is it a tic or Tourette's? Clues for differentiating simple from more complex tic disorders". Postgraduate medicine108 (5): 175-6, 179-82. PMID 11043089 Retrieved on 2007-05-24