アルファ線 (α線、alpha ray)とは、放射線の一つで、プラスの電気を帯びたヘリウム4原子核(陽子2個と中性子2個からなる)の流れ(アルファ粒子が束状になって進んでいく状態)のことである。
アルファ線は、不安定な原子核が、安定な原子核になろうとするアルファ崩壊の際に放出される。
アルファ線は、放射線の中で最も大粒なため、物質を通過させる能力が低く、薄い紙切れ1枚で遮断できる。
アルファ線を出す放射性物質としては、ラジウム226、ウラン238などがある。