東芝メディカルシステムズ
種類 | 株式会社 |
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略称 | TMSC |
本社所在地 |
日本 栃木県大田原市下石上1385番地 |
設立 | 1948年9月 |
業種 | 電気機器 |
事業内容 | 医療機器の製造・販売 |
代表者 | 綱川 智 |
資本金 | 147億円 |
従業員数 | 7,000名(2007年3月末) |
主要株主 | 東芝 |
主要子会社 |
東芝メディカル製造 東芝医用システムエンジニアリング 東芝医用ファイナンス(株) 東芝医療用品(株) 他 |
外部リンク | http://www.toshiba-medical.co.jp/ |
東芝メディカルシステムズ株式会社(とうしばメディカルシステムズ)は、東芝グループの医療機器メーカーである。
東芝グループの社会・インフラ部門を担う中核企業であり、医療分野ではX線CTなどの医用機器の世界的メーカーとして知られている。
なかでも、古くから同社と繋がりがあり、後に系列会社となったEMI社の研究部門が世界で初となる商業化・製品化に成功したCT(いわゆるEMIスキャナ)を輸入し、東京女子医科大学などに設置、日本で初となるCTの稼働に成功したという、放射線医学の歴史において非常に重要な功績を残しており、医療業界、とくにCTにおけるそのブランドは不動のものとなっている。
CTの他にも、単純X線撮影診断装置、X線TV装置、MRI、超音波画像診断装置(いわゆるエコー)、RI(核医学)など、幅広いモダリティを手がけている。過去には内視鏡の販売も行っていたが、現在はフジノンとの合弁で設立したフジノン東芝ESシステムに移管した。
医療機器の製造販売では日本1位、世界4位。とくに日本においてはCTのシェアが60%を超えており圧倒的なまでに1位となっている。また同業の日本光電工業とは業務提携している。
その他、レセプトコンピューター、電子カルテ、PACS、検診システム、アンギオ装置、検体検査システムなども扱っている。
関連会社
- 東芝医療用品
- 沖縄東芝メディカル
- 東芝メディカル製造
- 東芝医用システムエンジニアリング
- 東芝医用ファイナンス
- メディカルサプライジャパン
- 東芝住電医療情報システムズ
- フジノン東芝ESシステム
- 東芝アメリカメディカルシステムズ社
- 東芝メディカルシステムズ・ヨーロッパ社
- 東芝メディカル・ド・ブラジル社
- 東芝メディカルシステムズ・アジア社
- 東芝カナダ社
- 東芝オーストラリア社
- 東芝医療系統(中国)有限公司
- 東芝大連社
沿革
- 1948年 - 日本医療電気株式会社を再建。
- 1954年 - 東芝医療電気株式会社に社名変更。
- 1957年 - 東芝放射線株式会社に社名変更。
- 1972年 - 東芝メディカル株式会社に社名変更。
- 2003年 - 東芝メディカル株式会社と株式会社東芝医用システム社が一体化し、東芝メディカルシステムズを設立。
MRI爆発事故
2003年10月、福島県いわき市の松村総合病院で、MRI機器の交換のために冷却剤の液体ヘリウムを抜き取る作業中にヘリウムが爆発し、作業員(東芝メディカルシステムズ社員)2名を含む計8名が重軽傷を負う事故が発生。MRIの事故としては日本国内最大のものであり、医療関係者から注目を浴びた。事故原因はヘリウム抜き取り作業の手順ミスによるものであり、作業者2名については2007年10月2日に仙台高等裁判所より業務上過失致傷罪として禁固6ヶ月、執行猶予2年の判決を受けている。