獲得免疫
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獲得免疫(かくとくめんえき)とは、免疫のひとつで、後天的に外来異物の刺激に応じて形成された免疫のことである。
概要
獲得免疫は後天的に外来異物の刺激に応じて形成された免疫のことである。自然免疫とは異なり免疫記憶を形成する特異的な免疫機構である。
また、獲得免疫の一部は胎盤を通じて母胎から胎児へと移行し蓄積されるという特徴がある。これにより生まれたての乳児は自ら強い免疫を生産できないが、母から受け継いだ強い免疫力でしばらくの間は守られることとなる。
獲得免疫のしくみ
大雑把に言うと、T細胞は細胞性免疫を担当し、B細胞は液性免疫を担当する。
- マイクロファージが異物を捕食し、抗原を解析し、T細胞に伝える
- T細胞はサイトカインを分泌し、B細胞を活性化する
- B細胞は抗体(液性免疫)を生産する
- T細胞は感作されキラーT細胞(細胞性免疫)となり、抗原を直接攻撃しはじめる