「経口ブドウ糖負荷試験」の版間の差分
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'''経口ブドウ糖負荷試験'''(けいこうブドウとうふかしけん、'''Oral Glucose Tolerance Test''', '''OGTT''')は、[[糖尿病]]の[[診断]]方法のひとつ。[[糖尿病]]が疑われる[[患者]]に対し、ごく短時間に一定量の[[ブドウ糖]]水溶液を飲んでもらい、一定時間経過後の[[血糖値]]の値から、[[糖尿病]]が存在するかどうかを判断する方法である。 | '''経口ブドウ糖負荷試験''' (けいこうブドウとうふかしけん、'''Oral Glucose Tolerance Test''', '''OGTT''')は、[[糖尿病]]の[[診断]]方法のひとつ。[[糖尿病]]が疑われる[[患者]]に対し、ごく短時間に一定量の[[ブドウ糖]]水溶液を飲んでもらい、一定時間経過後の[[血糖値]]の値から、[[糖尿病]]が存在するかどうかを判断する方法である。 | ||
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2011年3月2日 (水) 19:50時点における版
経口ブドウ糖負荷試験 (けいこうブドウとうふかしけん、Oral Glucose Tolerance Test, OGTT)は、糖尿病の診断方法のひとつ。糖尿病が疑われる患者に対し、ごく短時間に一定量のブドウ糖水溶液を飲んでもらい、一定時間経過後の血糖値の値から、糖尿病が存在するかどうかを判断する方法である。
現在では世界保健機関(WHO)の基準に従い、75gのブドウ糖を負荷し、2時間後の血糖値を測定して診断する。WHOの基準が示される以前は、施設により50gや100gのブドウ糖を用いることがあった。
経口ブドウ糖負荷試験において、糖尿病型と判断される基準は、2時間後の血糖値が200mg/dl以上の場合である。
経口ブドウ糖負荷試験は血糖値を意図的に上昇させる試験であるため、既に本試験の前に行っている空腹時血糖値や随時血糖値によって糖尿病型と診断されている患者に対しては、この試験を実施してはならないとされている(禁忌である)。もっともこの検査によって誘発される高血糖は一時的であり、よほどのことがない限りはこの試験で病状を大きく悪化させる心配はない。しかしながら、ヘモグロビンA1c(HbA1c)のような検査が普及している日本においては、その適応について慎重に判断されるべきものである。