「複方ヨード・グリセリン」の版間の差分

提供:メディカルウェア
ナビゲーションに移動 検索に移動
imported>PACS
(ページの作成:「'''複方ヨード・グリセリン'''(ふくほうヨード・グリセリン)とは、ルゴール液ハッカ水およびグリセリンを加えて...」)
 
imported>PACS
編集の要約なし
1行目: 1行目:
'''複方ヨード・グリセリン'''(ふくほうヨード・グリセリン)とは、[[ルゴール液]][[ハッカ水]]および[[グリセリン]]を加えて精製した赤褐色のグリセリン水溶液のことで、[[扁桃炎]](へんとうえん)や[[咽頭炎]](いんとうえん)などの殺菌消毒に用いる。
'''複方ヨード・グリセリン'''(ふくほうヨード・グリセリン)とは、[[甲状腺腫]]や歯科治療、[[扁桃炎]][[咽頭炎]]などの殺菌消毒に用いる赤褐色の水溶液の[[一般名]][[商品名]]としては「'''ルゴール液'''」が非常に有名であり、こちらを用いる方が一般的となっている。日本国内における医薬品の規格基準書である[[日本薬局方]]に記載の処方。


日本国内における医薬品の規格基準書である[[日本薬局方]]に記載の処方。
複方ヨード・グリセリンは[[ヨードチンキ]]を改良したものであり、ヨードチンキと同じく[[ヨウ素]]と[[ヨウ化カリウム]]が主成分であるが、[[エタノール]]のかわりに[[ハッカ水]]と[[グリセリン]]を用いることで、水溶液に甘みと粘性が加えられ、[[咽頭]]に塗布して消毒するのに適した剤形になる。


純粋な[[ルゴール液]]ではないが、「ルゴール」という商品名の複方ヨード・グリセリンが広く知れ渡っているため、現代において現代においては両者を同一視する傾向が強い。
フランスの[[内科医]]である[[ジャン・ギヨーム・オーギュスト・ルゴール]]によって創製されたのが始まりである。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[ルゴール液]]
* [[ヨードチンキ]]

2011年3月18日 (金) 20:18時点における版

複方ヨード・グリセリン(ふくほうヨード・グリセリン)とは、甲状腺腫や歯科治療、扁桃炎咽頭炎などの殺菌消毒に用いる赤褐色の水溶液の一般名商品名としては「ルゴール液」が非常に有名であり、こちらを用いる方が一般的となっている。日本国内における医薬品の規格基準書である日本薬局方に記載の処方。

複方ヨード・グリセリンはヨードチンキを改良したものであり、ヨードチンキと同じくヨウ素ヨウ化カリウムが主成分であるが、エタノールのかわりにハッカ水グリセリンを用いることで、水溶液に甘みと粘性が加えられ、咽頭に塗布して消毒するのに適した剤形になる。

フランスの内科医であるジャン・ギヨーム・オーギュスト・ルゴールによって創製されたのが始まりである。

関連項目