「ラプチャー」の版間の差分
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'''ラプチャー''' (英:'''Rupture''')とは、[[血管]]が裂けて[[出血]]することをさす医療業界用語である。「'''ラプる'''」、「'''ラプった'''」などと使う。 | '''ラプチャー''' (英:'''Rupture''')とは、[[血管]]が裂けて[[出血]]することをさす医療業界用語である。「'''ラプる'''」、「'''ラプった'''」などと使う。 | ||
== 腹部大動脈瘤の破裂様式 == | |||
[[腹部大動脈瘤]]は、約30%に破裂の危険があり、大きさが7cm以上の場合は1年以内に約80%が破裂するとされている。 | |||
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=== オープン・ラプチャー === | |||
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=== クローズド・ラプチャー === | |||
動脈瘤壁の一部に破綻を来し、後腹膜腔内に[[出血]]、それにより形成された[[血腫]]により、破裂孔が一時的に圧迫被覆されて出血が止まっているもの。 | |||
=== コンテインド・ラプチャー === | |||
破裂によって生じた[[血腫]]によって、破裂箇所が覆われ、破裂部が完全に閉鎖されたもの。 | |||
コンテインド・ラプチャーについては、数週間から数か月、さらには数年間にわたって、そのままの状態を保つ場合があるとされており、その大多数が皮膜の破綻によって再破裂を生じるといわれており、再破裂の時期を予測する方法は確立されていない。 | |||
== 関連項目 == | |||
* [[血管]] | |||
* [[出血]] | |||
* [[血腫]] | |||
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[[Category:業界用語]] |
2011年8月29日 (月) 17:25時点における版
<youtube size="medium" align="right">RHVBMhT9mp8</youtube> ラプチャー (英:Rupture)とは、血管が裂けて出血することをさす医療業界用語である。「ラプる」、「ラプった」などと使う。
腹部大動脈瘤の破裂様式
腹部大動脈瘤は、約30%に破裂の危険があり、大きさが7cm以上の場合は1年以内に約80%が破裂するとされている。
腹部大動脈瘤が破裂した場合は急性腹症の症状を呈し、周辺組織を圧迫しつつ血腫を形成し、数時間ないし数日の経過を示すものが多く、ショック症状により短時間で死亡するものは比較的少ない。したがって迅速適切な診断、処置により救命しうる時間的な余裕のある場合が多い。
オープン・ラプチャー
クローズド・ラプチャー
動脈瘤壁の一部に破綻を来し、後腹膜腔内に出血、それにより形成された血腫により、破裂孔が一時的に圧迫被覆されて出血が止まっているもの。
コンテインド・ラプチャー
破裂によって生じた血腫によって、破裂箇所が覆われ、破裂部が完全に閉鎖されたもの。
コンテインド・ラプチャーについては、数週間から数か月、さらには数年間にわたって、そのままの状態を保つ場合があるとされており、その大多数が皮膜の破綻によって再破裂を生じるといわれており、再破裂の時期を予測する方法は確立されていない。