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'''一般名'''(読み:いっぱんめい)とは、[[医薬品]]の非独占的かつ一般的な名称のことである。 | '''一般名'''(読み:いっぱんめい)とは、[[医薬品]]や[[医療器具]]の非独占的かつ一般的な名称のことである。 | ||
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2014年8月25日 (月) 14:28時点における版
一般名(読み:いっぱんめい)とは、医薬品や医療器具の非独占的かつ一般的な名称のことである。
概要
「一般名」は実のところ非常に曖昧な表現であり、世界保健機関が定める「国際一般名(INN)」や、各国政府が定める一般名など様々なものがある。 日本ではほぼ医薬品名称調査会承認名 (Japanese Accepted Name, JAN) のことである。
世界保健機関
世界保健機関(WHO)ではWHO医薬品国際一般名称委員会によって世界共通の医薬品の固有名称である「国際一般名(INN)」を命名している。 [1]
INNではまず委員会が最適だろうと判断した固有名称を「proposed INN (pINN) 」として全世界に向け広く公開し、4ヶ月以内にどこからも異論がなければ「recommended INN (rINN) 」として決定される。
基本的にINNはどこかの国で既に承認された医薬品が対象なので各国政府の一般名より決定が遅い。 つまり最終的に決定する一般名である。 そのため、後から各国の一般名がINNにあわせ変更されることもあれば、広く認知されているため使い分ける場合もあるなど、少々ややこしい。
日本
日本では厚生労働省の医薬品名称調査会および医薬品名称専門協議によって、医薬品名称調査会承認名 (Japanese Accepted Name, JAN) が一般名として用いられている。 新薬の製造販売の承認申請にはまずこのJANが必要であり、まず一般名が決定し、承認申請を出し、承認されれば商品名を付ける段階になる。
厚労省関連の通達や通知などでは「JAN(日本名)」や「JAN(英名)」などと記載されることが多いのでインターネットなどで検索する際には「JAN」を検索単語のひとつに含めると良い。
稀にJANが決定した後にINNにあわせ一般名が変更されることもあるので注意する必要がある。