「PACS」の版間の差分

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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[DICOM]]
* [[DICOM]]
** [[DICOMサーバー]]
** [[DICOMビューア]]
** [[DICOMビューア]]
** [[DICOMサーバー]]
** [[高精細モニター]]
* [[IHE]]
* [[IHE]]
* [[放射線科情報システム]] ([[RIS]])
* [[放射線科情報システム]] ([[RIS]])

2011年7月12日 (火) 11:54時点における版

PACS (Picture Archiving and Communication System)とは、CRCTMRIなどのデジタルな医用画像データを保管、管理し、オンライン・ネットワーク上でやりとりする医用画像システム一式のことである。

一般的にPACSという場合には、医用画像サーバーおよびビューアだけではなく、レポーティング・システム放射線科情報システム(RIS)などを含むシステム一式を指すのが一般的であるが、狭義にはDICOMサーバーDICOMビューアーのセットを指すこともある。

動向

医用画像システム一式というと、DICOMサーバーDICOMビューアーのセットを想像されるかもしれないが、「PACS」という定義においては必ずしもDICOM準拠製品である必要ななく、独自規格の医用画像システムも含まれる。

近年は利便性と通信効率を優先しDICOM規格に準拠しないPACS製品も増えてきている。たとえばモダリティ機器からの画像データ受信などの他社製品との通信にはDICOM通信を用いるが、自社DICOMビューアへの配信には独自通信規格・独自画像フォーマットを用いるというPACS製品も少なくない。この傾向は特にシビアな応答性能が要求される大規模なPACSほど強い。

なお、稀に「うちのPACSも独自規格使っており高性能です!なお付属のDICOMサーバーはDICOM通信の受信しかできません(C-STORE SCPしかサポートしません)」というゴミカスウンコなシステムもあるが、これは前述の性能云々ではなく、単純に技術力がないだけなので、華麗に避けるのが賢明である。つまり、独自規格が許されるのは、DICOM規格を一通りサポートしている前提のPACS製品のみである。

セキュリティ

PACSは基本的にサーバー・クライアント型のシステムなので、必ずオンライン・ネットワークを用いるが、病院の場合は患者病歴などの非常に重い個人情報を取り扱う関係上、セキュリティや個人情報保護の兼ね合いでインターネットではなくイントラネット(LAN)に限定したものが一般的である。

稀に遠隔読影において、インターネットが使われるが、この場合のインターネットとは半ば専用線に近い通信キャリアが提供する回線レベルで認証が付いたルータ設置場所の変更すら難しいガチガチなVPNであることが一般的である。

その他

PACSを導入する際の注意事項として、

関連項目