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なお体表面積の算出方法は人種などの違いを考慮するべきものであるため、平均的な「欧米人」の「成人」を基準とした[[デュ・ボアの式]]をベースに、自国民の身体的特徴の統計値など加味し、微調整した計算式が用いられていることもある。ただそれらの式を用いても答えが1%前後の差であることが多いため、その程度は誤差であるとして[[デュボアの式]]を使うことの方が多い。 | |||
また、[[新生児]]、[[乳幼児]]、[[小児]]などは、[[成人]]とは根本的に身体の比率が異なるため、成人向けである「[[デュ・ボアの式]]」などは当然のように使えない。 | また、[[新生児]]、[[乳幼児]]、[[小児]]などは、[[成人]]とは根本的に身体の比率が異なるため、成人向けである「[[デュ・ボアの式]]」などは当然のように使えない。 | ||
日本においては[[小児]]に対応すべく考案された「[[大城の式]]」や「[[大谷の式]]」などが広く用いられている。 | 日本においては[[小児]]に対応すべく考案された「[[大城の式]]」や「[[大谷の式]]」などが広く用いられている。 | ||
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* [[新谷の式]] - 新谷二郎 | |||
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* [[血液ガス分析]] | * [[血液ガス分析]] | ||
* [[クレアチニン・クリアランス]] - [[腎臓]]の基本機能の良し悪しの指標となる[[糸球体濾過量]]の計測法のひとつ。あまりに身体の大きい[[患者]]の場合などに体表面積の値で補正する。 | |||
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2013年4月23日 (火) 10:22時点における最新版
体表面積(たいひょうめんせき、英語:Body Surface Area, 略称:BSA)とは、身体の表面の総面積のことである。 単位には平方メートル(m²)が用いられる。
主な計算式[編集 | ソースを編集]
体表面積を正確に算出するのは非常に難しく、世界中で様々な算出方法が考案されている。
その中でも世界的なシェアという意味では「デュ・ボアの式」が広く用いられている。 なお体表面積の算出方法は人種などの違いを考慮するべきものであるため、平均的な「欧米人」の「成人」を基準としたデュ・ボアの式をベースに、自国民の身体的特徴の統計値など加味し、微調整した計算式が用いられていることもある。ただそれらの式を用いても答えが1%前後の差であることが多いため、その程度は誤差であるとしてデュボアの式を使うことの方が多い。
また、新生児、乳幼児、小児などは、成人とは根本的に身体の比率が異なるため、成人向けである「デュ・ボアの式」などは当然のように使えない。 日本においては小児に対応すべく考案された「大城の式」や「大谷の式」などが広く用いられている。
- The Dubois & Dubois formula - デュ・ボアの式 - 世界中で広く使われている成人向けの計算式である。
- The Takahira formula - 高比良の式 - デュ・ボアの式を日本人向けに調整したもの。
関連項目[編集 | ソースを編集]
- 心拍出量 (Cardiac Output, CO) = 心室が1分間に拍出する血液量 = 1回拍出量(SV) * 心拍数
- 心係数 (Cardiac Index, CI) = CO / BSA
- 1回拍出量 (Stroke Volume, SV) = EDV - ESV
- 1回拍出係数 (Stroke Index, SI) = SV / BSA
- 体表面積 (Body Surface Area, BSA)
- 駆出率 (Ejection Fraction, EF) = (EDV - ESV) / EDV * 100 = SV / EDV * 100
- 左室拡張末期容積 (End Diastlic Volume, EDV)
- 左室収縮末期容積 (End Systolic Volume, ESV)
- サーモダイリューションカテーテル = 最も代表的な静脈用カテーテル(カテーテル)
- 血液ガス分析
- クレアチニン・クリアランス - 腎臓の基本機能の良し悪しの指標となる糸球体濾過量の計測法のひとつ。あまりに身体の大きい患者の場合などに体表面積の値で補正する。