「脳出血」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
(→非高血圧性) |
編集の要約なし |
||
(3人の利用者による、間の6版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
'''脳出血''' | {{Infobox disease | ||
| Name = 脳出血<br/>intracerebral homorrhage | |||
| Image = | |||
| Caption = | |||
| DiseasesDB = | |||
| ICD10 = {{ICD10|I|61||i|60}}, {{ICD10|P|10|1|p|10}} | |||
| ICD9 = {{ICD9|431}} | |||
| ICDO = | |||
| OMIM = | |||
| MedlinePlus = | |||
| eMedicineSubj = | |||
| eMedicineTopic = | |||
| MeshID = D002543 | |||
}} | |||
'''脳出血'''(読み:のうしゅっけつ、英語:intracerebral homorrhage、略称:[[ICH]])とは、[[脳卒中]]と称される[[疾病]]の一種で、[[脳実質]]内の[[出血]]([[脳内出血]])のことである。[[脳溢血]](のういっけつ、cerebral hemorrhage)とも呼ばれるが、さまざまな文献などを見渡した限りでは脳溢血よりも脳出血という単語の方が広く使われているようである。また、英語の文献では単に'''hemorrhage'''と表記されることも多い。 | |||
なお、[[医学]]的には[[脳実質]]内の[[出血]]([[脳内出血]])のみを指すが、[[患者]]向けに説明する場合はさらに外側の[[頭蓋]]内の出血全般を指すことが多い。たとえば[[脳実質]]と、[[脳実質]]を覆っている[[髄膜]]のひとつである[[クモ膜]]との間における[[出血]]である[[クモ膜下出血]]は[[医学]]的には「脳の外側の出血」であり脳出血ではないが、[[患者]]などに説明する際には脳出血の一種であるということもある。 | |||
==概要== | |||
高血圧性脳出血が多く、[[被殻]]が50〜60%を占め、[[視床]]、[[小脳]]、[[橋]]の順で[[好発]]する。 | |||
[[意識障害]]や[[四肢麻痺]]などが認められる。 | |||
== 原因 == | == 原因 == | ||
=== 高血圧性 === | === 高血圧性 === | ||
[[微小動脈瘤]]の破裂によるもの。 | |||
好発部位は[[被殻]]、[[視床]]、[[橋]]、[[小脳]]。 | 好発部位は[[被殻]]、[[視床]]、[[橋]]、[[小脳]]。 | ||
=== 非高血圧性 === | === 非高血圧性 === | ||
[[血管奇形]]や[[動脈瘤]]、[[腫瘍]]などによるもの。 | [[血管奇形]]や[[動脈瘤]]、[[腫瘍]]などによるもの。 | ||
[[皮質下]]に多い。 | |||
==検査== | |||
*[[血性髄液]] | |||
*[[脳血管撮影]] | |||
*[[CTスキャン]] | |||
== 関連項目 == | == 関連項目 == | ||
* [[脳アミロイドアンギオパチー]] | * [[脳アミロイドアンギオパチー]] | ||
* [[陳旧性微小脳出血]] | * [[陳旧性微小脳出血]] | ||
== 参考文献 == | |||
{{reflist}} | |||
{{DEFAULTSORT:のうしゆつけつ}} | {{DEFAULTSORT:のうしゆつけつ}} | ||
[[Category:頭部]] | [[Category:頭部]] | ||
[[Category:脳血管障害]] | [[Category:脳血管障害]] | ||
[[Category:循環器]] | |||
{{medical-stub}} | {{medical-stub}} |
2014年5月31日 (土) 19:32時点における最新版
脳出血 intracerebral homorrhage | |
---|---|
分類及び外部参照情報 | |
ICD-10 | I61, P10.1 |
ICD-9 | 431 |
MeSH | D002543 |
脳出血(読み:のうしゅっけつ、英語:intracerebral homorrhage、略称:ICH)とは、脳卒中と称される疾病の一種で、脳実質内の出血(脳内出血)のことである。脳溢血(のういっけつ、cerebral hemorrhage)とも呼ばれるが、さまざまな文献などを見渡した限りでは脳溢血よりも脳出血という単語の方が広く使われているようである。また、英語の文献では単にhemorrhageと表記されることも多い。
なお、医学的には脳実質内の出血(脳内出血)のみを指すが、患者向けに説明する場合はさらに外側の頭蓋内の出血全般を指すことが多い。たとえば脳実質と、脳実質を覆っている髄膜のひとつであるクモ膜との間における出血であるクモ膜下出血は医学的には「脳の外側の出血」であり脳出血ではないが、患者などに説明する際には脳出血の一種であるということもある。
概要[編集 | ソースを編集]
高血圧性脳出血が多く、被殻が50〜60%を占め、視床、小脳、橋の順で好発する。 意識障害や四肢麻痺などが認められる。
原因[編集 | ソースを編集]
高血圧性[編集 | ソースを編集]
微小動脈瘤の破裂によるもの。 好発部位は被殻、視床、橋、小脳。